…結局、這って部屋へと戻るアイツを、俺は…追えなかった。
ただ…アイツを殴った拳が、痛くて。


…翌日…
フネ「あ…イクラちゃん…。…昨日は、すまなかったねぇ…。」
イクラ「…いえ。俺の方こそ…。
…サザエ叔母さん、もう少しウチに居てもらうって、お袋が言ってました。」
フネ「…迷惑のかけっぱなしだわね…。ありがとうね…。」
イクラ「そんなこと…。…ちょっとタラオ君と話させて下さい。殴った事、謝んねぇと…。」
フネ「…ありがとうね…」

…タラオの部屋の前…
イクラ「タラオ君…ゴメンな。昨日はさ、ついカッとなっちって…。ホントは、ちゃんと話がしたかっただけなんだよ…。

……?
タラオ君…?」
ガチャ…「!」

鍵が、開いてた。

キィ…
イクラ「…タラオ君、入っても…?」


…アイツは、居なかった。
雑誌とゴミが散らばった部屋に、タラオ君の姿は無かった。
イクラ「………!」


嫌な、予感がした。

続き
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