…タラオが消える前日、総合病院、病室…
サザエ「ゴメンなさいね、タイコさん…」
タイコ「傷、たいしたことなくて安心しましたわ(笑)」
サザエ「検査入院なんて、大袈裟ね。」
タイコ「…少し、ゆっくりしたほうがいいわ。御自宅の方には、イクラをやったし、心配しないで。」
サザエ「ありがとう…タイコさん…」

ガチャ…

サザエ「…あなた…!」
タイコ「あらマスオさん!…ご主人様と二人のがいいわね(笑)
私、少し出ますわね。」


・・・

マスオ「…大丈夫かい?」
サザエ「…ええ。」
マスオ「…いろいろ…ゴメンよ。」
サザエ「…」

沈黙が、続いた。
マスオの、夫の目は、いつになく優しかった。
昨日は久々にぐっすり寝たせいか、頭は少し痛いけど、気分はよかった。
この人の顔を、こんなにじっくり見たのは、いつぶりだろうか。

優しい、時間だと思った。
思っていた。



マスオ「…別れて
…欲しい。」


次へ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送