「甚六、お夜食持って来たわよ」
母さんが、部屋のドアをノックして入ってきた。
「どう?調子は?」
「うっせーな!飯置いたら、さっさと出て行けよ!」
「はいはい、分かりましたよ。」

「くそっ!」
やはり、何度やっても、この方程式は解けそうもない。
俺は頭を掻き毟って、机に突っ伏した。
もう今年で2浪だ。いくらウチが裕福な家庭とはいえ、
さすがに3浪はさせてくれないだろう。
パソコンの電源を入れ、日課の2ちゃんねるにアクセスした。
喪女板を荒らすのが、最近のマイブームだ。
あとはヤフオクで、綾波レイのフィギュアをチェックする。
俺は具付きじゃなければ、買う気にはなれない。
最近の職人は、クオリティーが低いな。綾波の魅力を出しきれてないだろ。
俺は舌打ちをして、パソコンの電源を切った。

今、隣の部屋では、妹のウキエが寝ている。
中々の美人でスタイル抜群、その上成績も常にトップクラス。
生徒会役員も務めており、ピアノの腕はセミプロだ。
来年妹は、有名音大を受験するらしい。
アイツの事だ。きっとストレートそれも優秀な成績で合格するだろう。

くそっ!
それに比べて俺は…予備校でも、成績は底辺だ。
講師にも、このままでは志望校は厳しいと言われ続けている。
今日も、予備校をサボって、秋葉原のメイド喫茶に行った。
電車に乗るや否や、人の顔を見て、爆笑した糞ビッチ共に比べれば
あの娘達は、優しくて可愛い。まさに萌え〜だ。

今日、磯野家には、タラちゃんの友達のリカちゃんが来た。
相変わらず、可愛いな。
肩車をするふりをして、いやというほど尻を触ってやった。
俺は馬になり、リカちゃんを俺の背中に乗せた。
まだ子供だ。きっとトイレの後なんて、ロクに拭いてないだろう。
小便のついたパンツが俺のTシャツに当たってると思うと、
息子がオッキしそうだったが、必死に我慢していた。
いつか、お医者さんごっこをしてやろう。


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