〜数ヶ月後〜
裁判で僕が殺害動機や殺害を認め控訴等もしなかった為、早い段階で刑が決まった

ストーカー行為や暴行、ナイフを持って犯行に及んでいた事から計画的殺害とされ、
胎児まで殺害するという残虐性から死刑の判決が下った

〜それから数ヶ月後〜
死刑執行まで僅かのある日、磯野が面会に現れた
もう逢える事は無いと思っていた
時折面会に来てくれる花子に磯野がずっと塞ぎ込んでいると聞いていたからだ
「磯野…元気だったか」
『あ、あぁ…花子が毎日様子見に来てくれたおかげで何とか…
で、結婚を前提に付き合う事になったんだ』
「そうか…良かった」
少し驚いたが相手が花子なら心から祝福出来る

「何だよ、わざわざノロケ話を聞かせに来たのかよ」
僕が茶化すと磯野は
『俺、親友はずっとお前だけだから…
今更こんな事言ってもどうしようも無いけど、
この事件も何か理由があっての事だと思ってるから…ただそれだけ言いたかったんだ…じゃ…」

その日僕は涙が止まらなかった


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