若布「兄上〜。何をされておりますか。」
鰹「おう妹よ。兄は今日は帰らぬ…否、帰れぬ。姉上の怒りを買って居るでな。今宵は伊佐坂邸にて…」
若布「まあ、残念で御座りますわ。今宵の御前は兄上の好物、『びいふすてえき』だと母上が申しておりましたのに。」
鰹「…!な…!
ぐぬぅぅぅぅぅううううっっ!!!
痛恨なりぃっっ!!!
何故!何故今日の日に限って…!!!

…致し方ない…」
中島「…?何処へ向かわれる?」
鰹「…艶町よ。」
中島「艶街…!まさかお主…!」
鰹「うむ…背に腹は変えられぬ。『きゃばくら』花沢亭にて、花子奴に智恵を拝借する…。かの知者ならば、必ずや良き案を…。」
中島「…両刃の、剣ぞ…?」
鰹「存じて候。しかし拙者も武士の端くれ…『びいふすてえき』…諦める訳には参らん!!」


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