“豪華な露天風呂付きの離れ”に朝日が差し込む。
それは嘘にまみれた虚構だと晒された俺の“幸せな家庭”のようだった。

浮江はまだ寝息を立てている。
彼女の肌を確認したくなり、はみだしている白い白い長い足に触れてみた。

「う…ん」
浮江が起きそうだ。だがオレは手を引っ込めない。
(オレはまだ酔っているのか…?)
浴衣をまくり上げふとももまで触ると、
「…ぁん」心なしか色っぽい声になった。

浮江に覆い被さろうとした瞬間浮江の目が開いた。
「…ゴメンつい」
「続けて、お願い。」
化粧っ気のない顔。だが色っぽい。俺しか知らない顔。
焼き付けるようにオレは浮江を抱いた。


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