講義終了後、リア充たちがサークルやら買い物やらで楽しんでるなか、私は今日も独りで帰宅。
電車の中で2ちゃん専用と化した携帯で喪女板をチェックする。独りじゃないって感じさせてくれる。
途中の駅に着きふと顔を上げるとやたら派手なギャルが乗ってきた。
つい、ギャルと目が合ってしまった。
「…早川さん?」

よく見るとそれはワカメちゃんだった。
ワカメちゃんとは私が小学校の頃ひそかに好きだった磯野くんの妹。
当時からわざとパンチラをさせ、男をうまく操るなかなか計算だかい子供だった。
胸元のあいたキャミにホットパンツ、ニーハイソックスをガーターでとめ、10cmはありそうなヒールを履いていた
「ちょー久しぶりだね!元気ぃ?」

ギャルの無駄なハイテンションは苦手だ。
デコられた携帯に長い爪、分厚い化粧、むせるほどの香水。そして空気の読めていない大声に、周りの目線が痛い。
「ひ、久しぶり…元気…そうだね…」
「まじ全然元気じゃないんだけどぉ〜あはっ!つか聞いてくださいよぉ。まじあたし男運なさすぎでどんだけ〜的なぁ」

席に座るなり脚を組み、鏡を取り出して話し出すワカメちゃん。
こちとら男運ないとかそういう次元じゃないんですが…

「カレシが浮気癖ちょーヤバくて〜だからあたしも、さぶちゃんとパコったわけ〜あはっ!
そしたらカレシがブチ切れて別れるとか言い出してまじ有り得ないよねぇ」

さぶちゃんは酒屋の御用聞き。昔から主婦を食いまくりと有名なヤリチン男だ。


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