「まさか産むつもり!?
バイトすらしてないキミがどうやって育てるんだよ!?
大体何でこんな状況で磯野に近付いたりしたんだ!!」
僕は気が動転しながらも頭の中をよぎった疑問をかおりにぶつけた
『勿論産むわ!!
シングルマザーでも構わなかったけど…
…やっぱりどんな事をしてでも波平さんの傍にいたかった
だから磯野君を利用しようと思ったの…』
かおりは一点を見つめて話続けた
『すぐに磯野君と関係をもって、しばらく姿を消すつもりだった…
この子が産まれる直前まで…
早産で産まれてくる事にすれば責任感の強い磯野君は私と結婚する…
そうすればあの家で暮らせる、家族皆で』
この女…狂ってる
僕が何とかしなければ
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