『中島…お前どうしてこんな事…嘘だろ!?
何か理由があるんだろ!?
誰かをかばってるとか!!
お前はこんな事する奴じゃない!!
俺はお前の事誰より知ってるんだ、本当の事言えよ親友だろ!?』

磯野、お前僕の事何もわかってないよ
磯野の為なら僕はこんな事までしちまうんだよ

気付かなかったろ、僕の気持ちに…

でもこんな事は言えない
僕はずっと磯野の親友だ
磯野の家族の絆は僕が守ってみせる
「あの女、男を誘惑してるくせに僕を拒否しやがった!
僕が殺らなきゃ磯野が殺ってたかもな!!」
僕の顔は嘘で引きつっていたかもしれないが純粋な磯野を傷つけるには充分だった
波平さんを残し磯野は走り去った

『中島君…キミはワシとかお…』
「家族を大事にして下さい。お元気で…」
僕は波平さんの言葉を遮った


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