「ひっ・・・」
俺はすっかり震え上がってしまった。
痛感した。
俺はこの穴子という人物について、何も知らなかったのだ。
一見ちょっと唇が厚いだけの普通のサラリーマンのように見えてコイツは、
平気で友人を陥れ、脅迫するような恐ろしい性格を持ち、
さらに既婚者でありながらガチのウホだったなんて・・・。
「そう固くなるなよ。山口もヒジキも俺の腕の中で最高に幸せそうな顔してたぜ」
「そ・・・そんな・・・」
コイツ・・・ノンケのあいつらもお構いなしに喰っちまったのか。
一気に信じられない事ばかりが続いて、頭がクラクラする。
悪酔いも相まって、吐き気が・・・
「うっ・・・」
俺はとっさに口をおさえた。
「おい、大丈夫かマスオ?」
マ、マスオって呼ぶなーーー!!!
と心の中で叫びながら、俺は部屋のトイレに駆け込んだ。
「げええええええっげええええええええええ」


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