「良かったです。たくさんあるから、カバンに入れておくと良いです。」
と言って、タラちゃんはポケットから飴玉を取り出しつつ、床に転がっていた俺のカバンに手をつけ
―って、ちょっとそれは・・・
「・・・?これ、なんですか・・・?」
「タラちゃ・・・アッー!」
タラちゃんが手に取っていたもの・・・それを見て、俺は、これは夢なんだと思った。
ガラガラガラ・・・
「マスオさん、ビールとおつまみ用意したわよー」
「サッ・・・」
「・・・あらタラちゃん、それなあに?」
「わかんないです・・・パパのカバンの中から出てきたです」
「マスオさんのカバン〜?」
サ、サザエ・・・やめてくれ・・・こっちに来ない・・・で・・・・・
「あ・・・・あ・・・・・」
まずい、何か言わなきゃまずい。けれど、こんな時に限って何の弁解も浮かんでこない。
サザエがそれをタラちゃんから受け取った。
「これ・・・」


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