ドンドンドンドン
ガラッ
「カーツーオー!」
「な、なんだよ姉さん」
「ちょっと来なさい」
「お兄ちゃんまた何かやらかしたのー?」
「ええっ僕は何もしてないよぅ・・・」
遠くでそんな会話が聞こえる。
や、やばいぞ・・・しかし、これは俺が知らないふりをすれば、
強引な流れでカツオ君が濡れ衣を着せられるハメになるいいチャンスかもしれない。
―って、早速また汚い事考えてるよ・・・俺・・・。
ついにサザエがカツオ君の耳を引っ張って部屋に連れてきた。
なんと、ワカメちゃんもセットだ。
「あんたでしょ!ワカメの下着マスオさんのカバンにいれたのー!
ほら、マスオさんとワカメの前できちんと謝りなさい!」
「ぼ、僕には話がよくつかめないんだけど・・・」
「とぼけるんじゃないの!こんなイタズラするのあんたしかいないでしょ」
「えっ、じゃあ、あたしの下着が一枚無くなったのって、風に飛ばされたんじゃなくて
お兄ちゃんの仕業だったの?!」
「ち、違うよ!何の事やらさっぱり」
「キャー!お兄ちゃんのエッチー!」
ワカメちゃんは軽くヒステリーを起こし、手で顔を覆いながらどこかへ駆けて行った。
同じ声でも役が違うよ、ワカメちゃん。いや、最近新しいのに変わったのか。
・・・って、何の話をしているんだ俺は・・・。


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