電車の中でも、会社に着いてからもドキドキが止まらなかった。
正直これがあれば、パソコンの美少女ロリ画像がなくても半年は生きてゆける。
「フグ田くん、今日はなんだかいつもに増して活き活きしているね」
「あはは、そうかなぁ?」
同僚の穴子くんだ。
「何か、奥さんといいことあったのかい?」
「まあ、ちょっとね」
ははは、と笑って適当にごまかしておいた。本当のことなど、それこそ口が裂けても言えない。
それから集中して仕事に取り組もうとするが、どうしても口元がにやけてしまう。
途中、穴子くんの怪しがるような視線をチラチラと感じたが、まぁ、あまり気にしないことにしよう。

―昼休み―

弁当を食った後、穴子くんと世間話をしている途中、
ふと俺は思い立った。

こ の 時 間 を 有 効 に 使 わ な く て ど う す る ?

「穴子くん、ちょっと僕は用事があるので」
「おや、どこに行くんだい?」
「ちょっと、ね。すぐに戻ってくるよ」
俺は今朝の収穫物の入ったカバンを持ってそそくさとその場を去った。

穴子「どうも怪しいなぁ・・・」


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