「もう、泣いたりして、ヘンなサブちゃんね。」
「うう…でも、俺…この年で童貞て事、凄くコンプレックスだったんス!」

タイコは全裸のまま、タバコに火を点けた。

「ウキエちゃんみたいなイイコが、童貞とか気にするとは思えないけど。
 サブちゃん、セックスに長けてるのが、イイオトコじゃないのよ。
 最後は、ハートよ!サブちゃんの良い所は、思いやりのあるところでしょ!」
タイコは、サブロウの胸を軽くこづいた。
「は、はいっ!」
その時、リビングにある時計が、夕方の4時を告げた。

「あ!大変!イクラを託児所に迎えに行く時間だわ!」
タイコは急いでTシャツ・パーカー・スキニーデニムを着ると
サブロウを送り出して、託児所に向かった。
「ハーイ!」
イクラはタイコの顔を見ると、満面の笑みで駆け寄ってきた。
「さ、お家に帰ろうね、イクラ!」
タイコはイクラを抱き上げた。

「今日も、お世話になりました。
 あの、これ主人の実家から送ってきたので
 先生達でお茶の時間にでも、召し上がって下さい。」
タイコは、ノリスケの実家から送られてきた、柿を保育士に渡した。

「イクラちゃんのママて、いつみてもキレイねぇ。」
「ホントよね!デニムにパーカーでも、あんなにサマになるなんて!」
「それに優しいし、ダンナは幸せ者よね!」

ご近所さん、託児所の保育士、ママ友達。
みんなタイコを美人の上、良妻賢母と褒め称える。
しかし、それはあくまで、表の顔。
裏の顔は、働く世の中の男の全ての悩みを、セックスで癒す
セックスクリニックの院長なのだ。


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