夜23時。私はしまむらで買ったミニのワンピースを着た。
「ちょっと怖いけど…」
上着のポケットにはスタンガン、催涙スプレー、カラーボールに防犯ブザー
そう、カオリを襲った犯人を捕まえることにしたのだ。
人気の少ない通り、ここか…
行ったり来たり、ケータイをいじるフリをしたり近くの公園で座ってみたり。2時間が経過した。
「やっぱ私じゃレイプ犯も襲う気しないか…」
その時だった。後ろから突然羽交い締めにされた
『今だ!』
素早くスタンガンを取り出し、命中させる。
ビリリッ!
「いてっ!このあま!」
怯んだ隙を見て腕から逃れ、催涙スプレーを1缶かけ続けた。
「ギャーッ!やめろ!見えない!痛い!」
「た、助けてーッ!」
防犯ブザーを鳴らしながら通りへ出る。そこにはタラヲがいた。
「…?」
「タラちゃん!助けて!」
「あっ、あ、あ…」
「タラちゃん!また出掛けるの!あ!またあなた!」
「サザエさん!助けて下さい!レイプ犯が!」
「え…?じん六くんじゃない…!?」
レイプ犯は鼻から下に巻いていたタオルで目を拭いていた
「どういうことなのじん六くん!」
その隙に私は通報をした。やった…!カオリ、捕まえたよ!
続き
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