「あ、俺彼女いないとか言ったっけ(笑)昔おじいちゃんの友達家族が近所に住んでて、小学校上がる頃に引っ越していったんだ
そこの家の子でさ。ずっと文通したりたまに会ったりして、付き合い出してからはもう5年になるかな〜何しろ遠いし昔から知ってるから彼女って感じしないんだけどね」

私は一気に酔いがさめた。

「全然可愛くないしニコ動の話とかばっかしてるよwVIPPERだしw」
「へ、へぇ…なんだ…中島くんリア充だったんだ」
「違うよ〜一応彼女っていう肩書きなだけでさ」

やっぱり。世の中リア充だらけ。勝手に仲間だと思ってた中島くんは100%リア充だった。
なにが脱喪だ。なにがフラグだ。

彼女(笑)彼氏(笑)結婚(笑)セックス(笑)コスメ(笑)パスタ(笑)スイーツ(笑)クリスマス中止のお知らせ(笑)


私は走って逃げた

「早川さん?!…またね〜…???」


「オッフ…!」
何かにぶつかった。人だ。
「た、タラちゃん…!」
「前見て歩けです…肋骨が折れたです…」
「…こんな夜中に未成年がなに彷徨いてるんだ!キメェ面して、てめぇもデートか!」
頭が混乱してつい口走った。
「な!なんですか!僕はゲーセン行くです!デートなんか…三次元の女なんか興味ないです…」
関係ないタラちゃんにまで当たる私…
するとサザエさんが走ってきた。

「タラちゃん!もう11時よ!ゲーセンに行ったって15歳じゃ入れないわよ!ゲームなら家にあるじゃない!
ん…?あなたは…タラちゃんの何なの?!まさかっ!いつもゲーセン行くって嘘ついてイヤらしいことしてるのね!」
サザエさんは大声で喚いた。

「違うんですけど…」
「ママは一回思い込んだら止まらないですよ。僕、君みたいな女には興味ないんですけど仕方ないです」

中島くんには告白する前にふられ、キモヲタにバカにされ、もう最悪だ…


続き
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