中島「おう磯野殿、よく姉上殿が外出を許されたな」
鰹「ああ、全ては義兄上殿の尽力の賜物よ。あの御仁、今は居候同然の身の上だが、いずれ天下に名を馳せるであろうぞ。
それより中島氏、『べえすぼおる』も良いが、甚六殿が『えいぶい』を南蛮より取り寄せたらしい。伊佐坂殿の屋敷に出向いて見ぬか?」
中島「お主も好き者でごさるな。しかし甚六殿か…あまり良い噂は聞かぬ。何でも敷内にて、『こうひいかっぷ』を投げ割り、
『しいでいらじかせ』を叩き壊し、しかし何故か北側の窓硝子だけは割らぬという乱心を起こされているとか。」
鰹「うむ。やはり前々から望んでおられた『きゃんぱすらいふ』とやらの夢、霞と消えた事が故であろう…心中察するでごさる。」


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