若布「ふふ…可哀相な兄上…。そんな泡を食うた顔をなさらないで下さりまし…。虐めたく相成りますわ…(笑)」
鰹「何故だ若布!」
栄螺「本当に阿保ぅだねぇ、この胡麻塩頭は。全ては我が策よ。ソナタさえ消え去れば磯野の家の後継ぎは我が子、鱈千代と成るであろう。ソナタの事は前々より苦々しゅう思うておったのじゃ。」
若布「ふふ、『びいふすてえき』なぞ嘘。今日の夕餉は昨日に同じく『はんばあぐ』よ(笑)
兄上はまんまと策に嵌まって姉上に切っ先を向けた…。」
栄螺「愉快、愉快ぞ(笑)これでソナタを滅す大義名分が出来たわ。」
鰹「…ぐ…!拙者の知らぬ間に『たっぐ』を組んでおったか…!この戦、分に悪しき!中島氏、逃げ…
ぐあっ!
な…中島…氏…?」
中島「ああ、分はげに悪しき。我らが負けは明白よ。良菌は木を選び、賢臣は主を選ぶ。
栄螺殿!中島家はこの猿とは今後無関係!以後も両家の盟約、しかと繋げ置きたく候!」
栄螺「ほ、ほ。賢き若武者よ。案ずるでない、わらわの『たあげっと』は鰹のみよ。」
中島「悪く思われるな、磯野殿。謀る裏切るは戦国の常よ。」 鰹(し…四面楚歌でごさるか…!)


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