???「待たれよ。」
栄螺「…何者ぞ?」
鰹(この声…)
若布「あら、宴の最中に不粋なお方。邪魔立て…容赦致しませぬ事よ。」
栄螺「…!若布!貴奴に近付くでない!」
若布「何を…
キャアッ…!」

バタッ

???「安心されい、峰打ちじゃ。」
栄螺「…その、『ごるふぱたあ』に擬似せた刀…!
鱒夫様!何故このやうな事を!」
鰹「あ…義兄上…。」
鱒夫「知れた事。
…栄螺よ、其処元との婚条、これ限りじゃ。磯野の家は鱈千代に継がすが良い。
只、そこに居る若武者は…鰹は、其の右腕たる侍よ。離して頂く。
我が刀、備前長船長光…通り名、'物干し竿'の血錆の一つに成合いたく無くば、な…。」
栄螺「わらわを謀ったか!居候の分際を弁えよ外道が!」
鱒夫「…血錆が望みか?」
栄螺(ぐっ…、思わぬ『いれぎゅらあ』よ…。仕方在るまい…)
「覚えて置かれよ!」
中島「…くっ!何たる誤算…!」

鱒夫「ふん…。」
鰹「義兄上…。」


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